初めてハムスターを飼うとき、「どんな用品を揃えればいいの?」「100均のもので大丈夫?」と迷う人は多いですよね。
実は、上手に選べばダイソーやセリアなどの100均でも安全で使えるグッズがたくさんあります。
この記事では、安全性とコスパを両立させる“100均ハムスター用品の選び方”をわかりやすく紹介します。
Life with Pets 運営者
都内在住。ペットショップ勤務歴4年の元スタッフ。
これまで、さまざまな飼い主さんの悩みや相談を聞きながら、ペットのしつけやおすすめグッズの紹介などを行ってきました。
父はペット用品メーカーの卸業と実店舗のショップを経営しており、幼少期からペットが身近にいる環境で育ちました。
犬・猫・小動物・メダカ・金魚など、幅広い飼育経験があります。
現在は、ペット業界で培った知識と経験をもとに、これからペットを迎える方や、もっと快適な環境を作りたい飼い主さんに向けて、 リアルな経験とプロの視点からわかりやすく情報を発信しています。

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初心者が揃えるべきハムスター用品一覧
ハムスターをお迎えする前に、まず知っておきたいのが「最初に何を準備すればいいの?」ということ。
小さくて可愛い存在だからこそ、最初の環境づくりがとても大切です。
ここでは、ハムスターが安心して暮らせるために必要な「基本アイテム」と、快適さをプラスする「補助アイテム」を紹介します。
お世話に必須な基本アイテム
まず最初にそろえたいのは、ハムスターが安全に過ごせる“おうちの基本セット”です。

- ケージ:通気性がよく、掃除しやすいものを。金網タイプは登りすぎて落下することもあるので注意。
- 床材:ふかふかで保温性のある素材を選びましょう。新聞紙などの代用はインクや紙粉が心配なのでNGです。
- 給水器・餌入れ:ひっくり返しにくい安定感のあるものが◎。給水ボトルは高さをハムスターの口元に合わせるのがポイント。
「とりあえず最低限」でOKですが、この3つがそろっていればお迎え準備はほぼ完了です。
最初はセリアやダイソーの小物で代用しても大丈夫。少しずつ必要なものを買い足していく流れでも問題ありません。
快適に過ごすための補助アイテム
基本の環境が整ったら、次はハムスターがのびのびと暮らせる工夫をしてあげましょう。

- 巣箱:安心して眠れる“隠れ家”。木製や陶器製がおすすめです。ティッシュをちぎって入れてあげるとふわふわの寝床になります。
- 砂浴び場:体の汚れや余分な皮脂を落とす「お風呂」のような存在。100均の容器で代用してもOKです。
- おもちゃ(かじり木・トンネルなど):運動不足やストレス解消にぴったり。天然素材のものを選ぶと安心です。
ハムスターは小さな世界の中で暮らす生き物。
だからこそ、ちょっとした工夫で毎日の生活がぐっと楽しくなります。
「こんなのも使えるかも?」と探す時間も、飼い主にとっての楽しみになりますね。
100均で必要なハムスター用品はどこまで揃う?

ハムスターの飼育用品って、意外と“ちょこちょこ買うと高くつく”もの。
でも、最近の100均はペットグッズもかなり充実してきていて、工夫次第で多くのアイテムをそろえることができます。
ここでは、実際にダイソー・セリア・キャンドゥを回ってわかった「取り扱いの傾向」と、「揃うもの・揃わないもの」を詳しくまとめます。
ダイソー・セリア・キャンドゥ別の取り扱い傾向
| 店舗名 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ダイソー | ペットコーナーが最も充実。餌・おもちゃ・小動物用品が多く、専用タグ付きのパッケージもあり。 | 実用性重視・まとめ買いしたい人 |
| セリア | 木製・陶器などインテリアに馴染む代用アイテムが多い。ペット専用は少なめ。 | 見た目重視・ナチュラル派 |
| キャンドゥ | コンパクトな店舗が多く、ペット用品は少数。代用アイテムで工夫できる人向け。 | お試し・トライアル派 |
ダイソーは全国的に小動物コーナーの品ぞろえが豊富。
「ハムスター用フード」「巣箱」「床材」「おもちゃ」など、すぐに使える商品が並んでいます。
一方で、セリアやキャンドゥは代用品を探すスタイルが中心。
たとえばセリアのウッドクラフトを巣箱にしたり、キャンドゥの瓶を砂浴び容器に使う人もいます。
実際に揃うもの/揃わないもの一覧表
| 種類 | ダイソー | セリア | キャンドゥ |
|---|---|---|---|
| ケージ | × | × | × |
| 床材(おふとん) | ○ | △ | × |
| 餌・おやつ | ○ | △ | △ |
| 砂浴び容器 | ○(プラ製) | ○(ガラス・陶器代用) | △ |
| 給水器 | × | × | × |
| 巣箱 | ○(木製) | ○(クラフト代用) | △ |
| かじり木 | ○ | ○ | △ |
| トンネル | ○(プラパイプ) | △ | △ |
| 餌入れ | ○(陶器) | ○(食器代用) | ○ |
| おもちゃ | ○(ラタンボール・ブランコ) | △ | △ |
実際に回ってみると、ダイソーが圧倒的に強い印象。
“ハムスター用”と明記されたパッケージが多く、見た目も清潔感があり安心して使えます。
セリアやキャンドゥでも代用はできますが、店舗によって在庫差が大きいです。
100均で買うときの注意点
100均グッズは便利ですが、すべてが動物用に設計されているわけではありません。
たとえばプラスチック製品は通気が悪くなったり、塗料や接着剤が含まれることもあります。
かじる癖のある子には木製・陶器製がおすすめ。
また、小型ハムスターに対してサイズが大きすぎる容器もあるので、必ず実物を見て確認しましょう。
ケージや床材は専用ショップで買うべき理由

理由は「安全性」と「快適性」。
100均のプラケースや収納ボックスを代用する人もいますが、通気性や強度の面で長期使用には不向きです。
特に床材はホコリや染料が混ざっている場合もあるため、動物用に作られたものを選ぶのが安心。
100均は“お試し”や“補助アイテム”に向いていますが、メイン環境だけは専用用品を使うことが長く健康に暮らすコツです。
100均で買えるおすすめハムスターグッズ【ジャンル別】
この章では、100均(ダイソー・セリア・キャンドゥ)で「実際に探せる」「代用できる」ハムスターグッズを、ジャンル別に分けて紹介していきます。
まずは「トイレ・砂浴び容器」から見ていきましょう。
100均にハムスターのトイレ・砂浴び容器はある?
「100均にハムスターのトイレとか砂浴び場ってあるのかな?」と思って探してみると、意外と専用のものは少ないんですよね。
でも実は、ちょっとした工夫で代用できるアイテムがけっこうあるんです。
たとえばセリアでは、小さめのガラスジャーや陶器のカップが人気。
透明で中の様子も見やすく、見た目もナチュラルで可愛いから、インテリア重視派にもぴったりです。

一方ダイソーでは、プラスチックケースやタッパーを使う人が多く、 「深さがあって砂が飛び散らない」「掃除がラク!」とSNSでも好評。
ハムスターがすっぽり入れるサイズを選ぶのがコツですね。

ちなみに、砂自体はペットショップや通販の専用砂を使った方が安心。
ただ、容器は100均で十分代用可能なので、まずはお試し感覚で使ってみるのがおすすめです。
「この子、砂浴び好きそうだな」と思ったら、100均のアイテムで “マイ砂場”を作ってあげましょう。
きっと気持ちよさそうにコロコロしてくれますよ。
100均にハムスターのかじり木・爪とぎはある?
ハムスターって、小さいのに歯がしっかりしていて、「かじること」が健康の基本なんですよね。
でも、専用のかじり木を買いに行くと意外と高くてびっくり…。
そんなときにおすすめなのが、100均で見つかる木製アイテムです。
たとえば、セリアには「小動物用ラタンボール」や「輪切りヘチマ」といった、ちゃんと“ハムスター用”として販売されている商品があります。

かじったり転がしたりして遊べるので、ストレス解消にもぴったり。
さらに、木の丸玉や工作用の木材を利用して手作りしている飼い主さんも多いです。

セリアでもクラフトコーナーに小さな木製スティックやウッドパーツがあって、「これ、かじり木にちょうどいいかも!」という発見があるかもしれません。
ただし注意点として、ニスや着色のあるものは避けること。
自然素材のものを選ぶようにしましょう。
100均にハムスターの餌入れ・給水器はある?

「100均にハムスターの餌入れとか給水ボトルってあるのかな?」そう思って探してみた人、多いと思います。結論から言うと、餌入れはたくさんありますが、給水器はほとんど見つかりません。

セリアやダイソーの食器コーナーには、小さめの陶器皿・豆皿・仕切り皿など、ハムスターにぴったりのサイズ感のものがたくさん。
しかも見た目もかわいくて、洗いやすく、ひっくり返されにくいという実用性まで兼ね備えています。
特に安定感のある少し重めの陶器製は、掃除もラクで長持ちします。


一方で、給水器は100均では取り扱いがほとんどありません。
「スタンドだけでもあるかな?」と探してみても、実はそれも見つからないことが多いです。
中には、ワイヤーネットや結束バンドを使ってDIYする人もいますが、安定性を考えるとやはり専用品が安心。
「ダイソーネットストア」でも調べましたが、小動物用の給水器は現在取り扱いがありませんでした。
なので、給水器だけはペットショップや通販サイトで買うのがおすすめです。

例えば楽天市場やAmazonでは、ハムスター用の小さな給水器が1,000円前後で見つかります。
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無理せず、少しずつ理想の飼育環境を整えていきましょう。
100均にハムスターのトンネル・遊び道具はある?
たとえば、ダイソーには「ハムスター用パイプシリーズ」という商品があり、ストレートタイプやカーブタイプなど、いくつかの形を組み合わせて遊び場を作ることができます。
これが100円とは思えないクオリティで、SNSでも「うちの子、これ気に入ってる!」という声が多め。

セリアやキャンドゥには専用パイプはないものの、プラカップ・紙筒・竹素材のクラフトアイテムをトンネル代わりにしている人もいます。
軽くて通気性がよく、何より自分で長さや形を調整できるのがメリット。
ただし、素材やサイズには注意が必要です。
ハムスターの体格に対して狭すぎると詰まったり、塗料がある素材はかじると危険なので避けましょう。
もし不安がある場合は、100均の代用品で“遊び心を試す”くらいの気持ちで十分です。
まずは「これ、遊べそう!」と思えるものを見つけて、小さなトンネルやかじり遊びを試してみる。

その「ちょっとした工夫」で、ハムスターの世界がぐんと広がります。
トンネルの中をくぐったり、顔をひょこっと出してくる姿に、思わず笑顔になりますよ
100均にハムスターの巣箱・お風呂はある?

「ハムスターの巣箱やお風呂って、100均でもそろえられるのかな?」そう思って探してみると、専用品は少ないけれど代用できるアイテムは意外とたくさんあります。
まず巣箱代わりとして人気なのが、木製のペン立てや小さな収納ボックス。
見た目もナチュラルで、ハムスターが安心してこもれるサイズ感のものも多いです。
入口を少し削って出入りしやすくしたり、底にペットシーツを敷いて湿気対策をするなど、少しの工夫で「立派なマイホーム」になります。


また、お風呂(砂浴び容器)として使えるのは、透明のガラス瓶や保存容器、食品用タッパーなど。
深さがあるタイプなら砂が飛び散りにくく、掃除もラク。
見た目もシンプルで、インテリアに馴染むのがうれしいポイントです。

ただし、注意点もあります。
プラスチック製は通気が悪くなりやすいので、蒸れやすい夏場は避けるのが無難。
木製の場合も、湿気でカビが生えることがあるため、定期的に交換や日干しをしてあげましょう。
セリアやダイソーのクラフトコーナーを見てみると、思わず「これ、巣箱にちょうどよさそう!」と感じるような小箱やケースが見つかることも。
発想次第で、100円でも快適でかわいいハムスターの家づくりができますよ。
100均にハムスターの暑さ対策グッズはある?

100均だけで完璧に涼しい環境を作るのは難しいですが、“補助的なひんやりグッズ”としては十分活躍します。
まずおすすめなのが、珪藻土コースターや大理石風タイル。

触るとひんやりしていて、ハムスターが体を冷やすのにぴったり。
見た目もおしゃれで、ケージのインテリアにも馴染みます。
また、ブリキプレートやアルミトレーも使えます。
金属は熱伝導が良いので、冷たい床代わりになります。
ただし冷えすぎると体調を崩すことがあるため、ケージの一部だけに設置して“ハムスターが自分で涼める場所”を作るのがポイントです。
さらに、保冷剤をタオルで包んでケージの上や横に置く方法も効果的。
直接冷気を当てず、ほんのり空気を冷やすことで、ハムスターが自然に過ごせる温度をキープしやすくなります。
ただし、100均グッズはハムスター専用ではないため、角が尖っていたり、サイズが合わなかったりすることも。
使用前に手で触って安全を確認し、定期的に状態をチェックしましょう。
ハムスターにとって快適な温度は「20〜26℃」。
まずはエアコンで室温を保ちながら、「ひんやりグッズで快適ゾーンを作る」という意識で取り入れると安心です。
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足を運ばずにハムスターグッズをそろえたい方におすすめです。

安さだけで選ばず「安全・使いやすさ」もチェック
100均には可愛くて便利なアイテムがたくさんありますが、「安い=安全」とは限りません。
とくにハムスターのような小動物は、わずかな素材の違いでも体に影響が出ることがあります。
コスパだけでなく、“安心して長く使えるかどうか”を意識して選ぶのが大切です。
100均で上手に揃えるコツ

- 素材チェックを最優先にする
塗料やニスが使われていない木製アイテム、角の丸いプラスチック製などを選びましょう。
ハムスターは噛む習性があるため、口にしても安全な素材かどうかを確認することが重要です。
- 実際のサイズ感を見て選ぶ
SNSで人気でも、ハムスターの種類(ゴールデン/ジャンガリアンなど)によってサイズが合わない場合があります。
店舗で実物を手に取って確認するのがおすすめ。
- 壊れたらすぐに買い替える前提で使う
100均アイテムは長期使用を前提としていないことが多いです。
ひび割れや欠けが見つかったら、すぐに交換して安全を守りましょう。
ハムスターにとって快適な環境づくりのポイント
ハムスターが安心して過ごせる環境を作るには、“温度・明るさ・静けさ”の3つのバランスが大切です。
- 温度は20〜26℃、湿度は40〜60%を目安に
エアコンや小型ファンで室温を調整し、直射日光を避けましょう。
- 静かな場所に設置する
テレビや人の出入りが多い場所はストレスの原因になります。静かな部屋の隅や棚の上など、安心できる場所にケージを置くと◎。
- 隠れ家やトンネルを作ってあげる
巣箱や紙筒、木製トンネルを置くことで、ハムスターが落ち着けるスペースになります。

「安くても安全で心地いい空間」を作れるのが、100均グッズ活用の本当の魅力。見た目のかわいさや値段だけでなく、“ハムスターの目線で心地よいか”を意識すると、コスパ以上の価値ある空間が作れます。
まとめ

「ハムスター用品=高い」と思われがちですが、100均を上手に活用すれば意外と必要なものがそろいます。
とくにセリアやダイソーには、砂浴び容器や巣箱、ロフトの代用になるアイテムが豊富。
発想次第で、“100円とは思えないおしゃれで快適なケージ空間”を作ることができます。
- セリアではペット専用グッズは少ないけれど、代用できるアイテムが豊富
- 収納・クラフト・インテリアコーナーから探すのがコツ
- ペットショップや通販とうまく使い分けて、コスパと安全性のバランスを取ろう
- 材質・サイズ・安全性をチェックして、壊れたら早めに交換する
- 100均グッズは「安くて可愛い」だけでなく、アイデア次第で実用的に使える
セリアでも意外とハムスター用品がそろうので、「ちょっと試してみたい」「可愛いアイテムでケージをアレンジしたい」という人にはぴったりです。
足りないアイテムは、ダイソーネットストアや楽天市場などの通販で“まとめ買い+安全確認”をすると安心。
コスパ・安全・デザインの3つを意識して、ハムスターがのびのび過ごせる空間を作ってあげましょう。
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